アルバイト・パートの平均時給が上昇―調査開始以来最高の961円に

2014年11月25日

11月20日、求人情報メディアの企画運営をしている株式会社リクルートジョブズが、同社の求人情報メディアに掲載された求人情報から2014年10月度のアルバイト・パート募集時平均時給調査を発表しました。
2014年10月の時給の平均は去年の同月より8円高い961円で、前月比で「事務系」、「フード系」、「販売・サービス系」、「製造・物流・清掃系」の増減額がプラスとなり、調査を始めた2006年1月以来、最も高くなったということです。

群馬大学、40代教授をパワハラで懲戒解雇 被害の2人退職、3人休職

2014年11月23日

群馬大学は20日、部下の教員5人にパワーハラスメントや暴言を繰り返したとして、大学院医学系研究科の40代の男性教授を懲戒解雇したと発表しました。

 大学によると、教授は2012年1月の着任直後から2013年8月まで、同じ研究室の助教や講師の男性4人と女性1人に対し、退職や休日出勤を強要したり、長時間にわたり叱責、侮辱したりしたとしています。女性に対しては、「結婚は三角、出産はバツ」という旨の発言もあったとし、5人のうち2人が退職、3人がうつ状態などで休職を余儀なくされたということです。

 大学は2012年1月に匿名の投書により、ハラスメントの事実を把握し、同年1月~3月にかけて3度、所属長の研究科長が注意、指導しましたが、翌年夏まで断続的にハラスメントが続いたといいます。

 教授は大学の調査に対し女性蔑視発言を認めましたが、他の行為については「指導の範囲内」と否認しているものもあるということです。また、大学関係者によると、この教授は「ずっと一人で研究してきた。(部下に)どう接したらいいかわからない」と指導法についての悩みを漏らしていたこともあったということです。

消費増税の延期により、年金機能強化法による「受給資格期間の短縮」の施行も延期

2014年11月23日

平成26年4月に施行された年金機能強化法のうち、消費税の引き上げ時(第2段階)に合わせて施行される予定だった、年金の受給資格期間を25年から10年に短縮する「受給資格期間の短縮」は、消費増税の延期に伴って施行が延期されることとなりました。

 この法律が予定どおり施行されれば、国民年金保険料を後納することにより、65歳以上の方が、保険料納付済期間、保険料免除期間及び合算対象期間を合算して10年に達した場合、平成27年10月から年金を受けることができるようになるとしていましたが、今回の消費増税の延期によって施行が延期となります。

金属加工の有害物質で労災認定

2014年11月21日

兵庫県明石市の金属加工工場に勤務していた50代の男性が、トリクロロエチレンを使う作業で腸疾患を発症し、加古川労働基準監督署から今年10月に労災認定されていたことが分かりました。

 男性は2011年2月~14年6月、有機溶剤の一種であるトリクロロエチレンの液体や蒸気を使って金属に付いた油を洗い落とす作業を担当していました。去年秋ごろから腹部の異常を訴え、今年5月、腸に気泡状のものが多くできる「腸管嚢腫様気腫症」と診断されました。

 この溶剤を使っていた人が同じ病気になり、労災認定を受けたケースは、過去には1例しかありませんが、同様の病気の事例は、50例近く報告されています。

年金の支給額を毎年抑制できるよう改革 厚労省方針

2014年11月21日

厚生労働省は11月19日、社会保障審議会年金部会を開き、8月からの議論を踏まえて年金制度改革に向けた論点整理をまとめました。年金制度を維持するために、受給額を年に約1%抑えるマクロ経済スライドの仕組みを強化し、物価下落時も抑制できるようにする方向です。

 部会は厚労省方針を了承し、厚労省は今後、改革案の具体的な制度設計に入ります。早ければ次期通常国会への法案提出を目指します。